2018.08.10
教育現場にAIが参入
AI(人工知能)の急速な発展により、さまざまな産業で大きな変革が起きているが、日本の教育は20世紀から変わっていない。そこで、東大発のベンチャーが提供するのが、AIによる新学習システム「アタマプラス(atama+)」だ。
アタマプラスでは、生徒一人ひとりの得意分野や苦手分野、目標、過去の学習内容などをAIが分析し、オーダーメイドのカリキュラムを自動作成する。カリキュラムは、生徒の伸び、つまずき、集中状態、忘却度などの学習状況に応じて、常にアップデートされる。従来の画一的な学習ではなく、効率的な超個別指導学習によって、生徒の学びを助ける仕組みだ。
さらに、学習データはリアルタイムにコーチ(人間)に共有されるため、より的確な学習サポートが可能。たとえば、生徒のつまずいている様子や、集中力が切れている場面をAIがキャッチアップ。コーチのデバイスに通知が届くため、コーチは適切なタイミングで生徒に声かけができる。