2017.11.20
ワタクシ藤原鉄頭が、幸せを追い求めて(それもアプリ頼みで)試行錯誤する日常を取り上げていきます。
ニュースは面白い
一時期、海外ドラマにハマっていて、ジャンルを問わず、かなりの数の作品を見ていた。海外ドラマに多いのは、型破りな刑事、医者、弁護士などの活躍を描いたものだが、数は少ないがニュース番組のスタッフを主人公にしたドラマもある。「ブレイキング・ニュース」「恋するアンカーウーマン」などがそうだが、中でもおすすめなのが「ニュースルーム」だ。
企画・脚本のアーロン・ソーキンは、マーク・ザッカーバーグがフェイスブックを起ち上げる姿を描いた「ソーシャル・ネットワーク」で脚本と製作総指揮を担当し、アカデミー賞で脚色賞を獲得。また「スティーブ・ジョブズ」でも脚本を手掛けている。
物語は架空のテレビ局の看板ニュース番組の舞台裏を描いており、実際に起きた事件を題材にしているのがミソ。毎回、リアルでスリリングな展開が繰り広げられる。当然アメリカ国内の政治や事件が中心だが、中には2011年の福島第一原子力発電所の事故を伝えるエピソードもある。
このドラマの魅力は、とにかく会話のテンポが速いこと。おまけに知的レベルが高い。油断していると、いやしていなくても、知らない固有名詞がバンバン出てくるので、何を言ってるのか半分もわからないことがある。そのスピード感と、丁々発止(ちょうちょうはっし)とやり合う熱い議論がクセになるのだ。社会派だけどコメディ色も強く、ニュースの面白さと難しさを真正面から描いていて、見応えは十分。機会があったら、ぜひご覧ください。