野呂エイシロウの「ケチの美学」第1回|MacFan

アラカルト ケチの美学

野呂エイシロウの「ケチの美学」第1回

文●野呂エイシロウ

放送作家・戦略的PRコンサルタントとして知られる野呂エイシロウさんのコラムです。

何を隠そう、この原稿は一気に書いたわけではない。「切れ端時間」で少しずつ書き足していったのである。この冒頭の部分も、某自動車会社のミーティングが8分ほど早く終わったので、そのままロビーのテーブルで書いている。3分あれば、iPadプロを起ち上げ、5行でも10行でも書く。

このタイトルのとおり、僕は非常にケチである。名古屋人だからかもしれない(おっと、経歴詐称になるので要注意だ。正確には愛知県大府市生まれ)。名古屋人はケチで有名だ。貯金で、でかい一戸建てを建てるのが自慢だ(ちなみに僕は未だに賃貸。お金がないので…)。さて、そんな僕の連載、今回からスタート。とはいえ、ケチなので、原稿を書く時間をわざわざ設定しない。会議と会議の合間の「切れ端時間」を上手に使って、僕は今を構築しているのだ。

そのために必要なのが、iPadプロとiPhone7である。まずは、その機能を使いこなすところから始まる。「せっかく買ったのだから使わないと損」というケチ根性でいろいろな機能を試す。ケチなので紙もできる限り使わない。iPadプロにしたらノートもなくなった。文具が趣味だが、今一番使う筆記用具は、アップルペンシルに。以前は、年に5000枚ほど使っていたコピー用紙も今はたったの200枚ほど。

ちなみに本もできる限りキンドル。「本は紙でなければならない」という人もいるが、そもそも人類は石版や木版の文字を読んでいる時代のほうが長い。だったらタブレットでも大丈夫じゃないかと思う。

 

EishiroNoro

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーケチな僕は時間あれば、マインドフルネス。にならず悩み中。




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