2016.11.28
生活のなかでアップル製品をもっと便利に使うヒントが詰まっています。
日常的にテキスト入力を行うライター稼業では、快適な日本語入力環境は仕事の効率そのものに直結します。巷で話題のテキスト入力専用ガジェット「ポメラ」の最新モデルを使ってみて、現役ITライターが感じた率直な印象をお届けします。作成したテキストファイルをiOSデバイスやMacとも同期できる注目のワイヤレス機能についても試してみました。
テキスト入力専用機の誘惑
“文章を書く”といってもさまざまな形態がありまして、詩や小説を創作する作家もいれば、取材やネットで調べた情報を決められた字数にまとめあげる私のようなライターもいるわけです。また、レポートを書く学生さんや企画書など資料作りに勤しむビジネスパーソン、さらには日記やブログを書く人など実に多種多様です。
こうしたさまざまなテキスト入力のニーズに対して、最大公約数的に応えられるのはMacBookシリーズだと思いますが、便利で器用であるがゆえの思わぬ落とし穴があります。それは「集中力」が持続しにくいことです。WEBブラウザを開いていれば多くの情報に注意を奪われますし、執筆に行き詰まったときはSNSの誘惑があり、メールやスケジュールの通知が割り込んで来ます。
もっと純粋にテキスト入力に向き合える環境が欲しいなと思っていたところに登場したのが、キングジムの「ポメラ」シリーズ最新作「DM200」です。ポメラシリーズのことは前モデルから気にはなっていたのですが、Macとのデータ交換に不安があり購入には至りませんでした。最新モデルではWi-Fi対応でiOSデバイスやMacともテキストファイルが同期できるという点に期待して試してみることにしました。
なお、基本的なスペックや使用感については、多くのレビューが掲載されているのでここでは割愛させていただきます。