[PART 3]賢いバックアップでアップデート後も快適に使おう|MacFan

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事前の対策で快適なアップデートを

[PART 3]賢いバックアップでアップデート後も快適に使おう

文●小平淳一写真● apple.com

早くバックアップを取ってシエラにアップデートしたいのに、そのバックアップがなかなか終わらない…。でもそれって、もしかしたら無駄なデータをバックアップしているのかも。シエラ移行後も快適に使い続けられるよう、起動ディスクはあらかじめシェイプアップしておきましょう。

STEP 1・内蔵ストレージを見直そう

バックアップは、すべてのデータを丸ごと取っておくのが一番です。とはいえ、その場合は完了までに時間がかかってしまうケースもあるでしょう。バックアップの前に、不要なデータを整理しておくのも1つの手です。

ただし、バックアップ前のデータ整理では、「疑わしいデータは削除しない」という原則を胸に刻んでおきましょう。もし日頃から完全なバックアップを取っているのなら、マシンから重要なファイルを捨ててしまっても復元が可能です。しかし、バックアップを取る前に捨ててしまったファイルは、あとで取り戻すことは決してできません。

捨てるかどうかの見極めは難しいことも多いのですが、その目安の1つに「後で入手可能かどうか」という判断方法があります。たとえば、インターネットから入手したフリーウェア、購入履歴が残っていて再ダウンロードが可能なアプリや音楽コンテンツなどは比較的削除してもリスクが少ないといえます。逆に、自分で作成した書類や撮影した写真データなどは削除のリスクが高く、見極めには細心の注意が必要です。

 

 

(1)起動ディスクのストレージ使用量を見るには、[アップルメニュー]から[このMacについて]を選びます。