2016.10.13
面倒くさがりにぴったり!
「動き続ける人の、動き続ける体のために作られました」と公式サイトで紹介されているように、アップルウォッチ・シリーズ2(以下、シリーズ2)はフィットネスシーンを意識したアップデートとなりました。
基調講演では、世界中から集まったぼっちゃり系IT記者とは真逆の、身体の締まったスポーツマンが水泳やランニングをする姿がスライドに次々登場。GPS内蔵、50メートルの耐水性能など新機能が紹介されました。
では私のようにものぐさで、運動習慣のない人には無用の長物なの? いえいえ、そんな面倒くさがりな人こそ、シリーズ2の進化の恩恵を受けられます。日々のアクティビティを自動で記録させ、健康管理をアプリにまかせ、取り出すのが面倒なiPhoneを、スムースに手首で操作できるようになったからです。
デザインは初代とほぼ変わらず、厚みが0.9ミリ、重さが3.2グラム増えた程度。ディスプレイを触ると、エッジ部分がより盛り上がったように感じますが、重量含め、違和感はすぐになくなります。
画面は2倍明るくなり、眩しい太陽光の下でも見やすく快適。パフォーマンスも驚くほどに向上しました。まさに「通知以外の世界が開けた!」という感動です。
お世辞にも初代は操作性がよいとは言いがたく、アプリを起動させるたびに数秒待たなければならない遅さに、ストレスを感じたものでした。気づけば通知メインの使い方に終始し(それだけでも十分便利ではありましたが)、周りから使い心地を聞かれても、歯切れの悪い答えしかできなかったわけです。