2016.06.09
Macで使える定番ソフトを、インターフェイスから実践的な使い方まで詳細に解説します
メールクライアントソフト
メール
【発売】アップル
【OS】OS X 10.11
【価格】OS Xに標準付属
当たり前に使っている「メール」をもっと便利に活用する
パソコンで電子メールの送受信や管理を行うソフトを、メールクライアントといいます。今月のテーマは、OS Xに標準で付属するメールクライアント「メール」です。この「メール」、多くの機能を盛り込んでいるせいか、Macのソフトにしてはシンプルとは言い難い構成になっています。「いつも使ってるよ」という人でも、普段使う機能以外は見落としていることもあるかもしれません。そこで、基本操作からキラリと光る小技までを、おさらいするつもりで見直してみましょう。
さて、かくいう私も「メール」登場以来のユーザですが、世の中のトレンドはフツーに気になります。最近のメールクライアント界隈では、グーグルの「インボックス(INBOX)」や「インキー(Inky)」に見られるような、メッセージの自動振り分けがトレンドになりつつあります。たとえば、アマゾンからのメールは「ショッピング」、登録しているWEBサービスなら「プロモーション」といった具合です。「自動振り分けなんて、まったく余計なお世話」と思いつつ自分のメールボックスを見返すと、実際そうしたカテゴリーで分類できるメールがほとんどであることに気づき、これなら惨状と化したメールボックスが整理整頓できると確信しました。残念ながら「メール」にはこの機能は実装されていませんが、ルールとフラグ機能を使ってこれに近い動作をさせるカスタマイズに挑戦します。毎日使うソフトだからこそ、少し手間をかけて使い勝手をよくしておきましょう。