iPad Proで4K動画もさくさく編集|MacFan

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白石のiPad Pro活用術

iPad Proで4K動画もさくさく編集

iPad Proを活用すべく、日々の検証レポートを書き散らかしていきます。毎週月曜日更新予定!



先週の金曜日、注文していたiPhone SEが届きました! 今までiPhone 6を使っていたのですが、SEを持ってみて、6は私の手には大きすぎたことを改めて実感。小さくてキビキビ動くiPhone SEがとても気に入りました。
また、このiPhone SEは4K動画の撮影が可能! これは以前使っていた6ではできなかったことでした。30フレームではありますが、携帯電話で4K動画が撮れる時代になったんだと思うと、中々感慨深いです。SEを買ったら絶対に試したいと思っていました。
というわけで、ここでiPad Proの登場です(本コラムはiPad Pro連載ですから笑)。iPad ProのiMovieは4K動画の編集に対応しています。SEと合わせて発表された「Lightning - USB3カメラアダプタ」も購入し、iPhone SEで撮影した4K動画をiPadで編集してみることにしました。
まずは4K撮影をするために、SE上で設定をします。iPhoneの[設定]→[写真とカメラ]で[ビデオ撮影]を選択し、[4K/30 fps]を選択したらカメラアプリを起動。ビデオ撮影モードにして、シャッターボタンの横に[4K]と表示されていれば、あとは撮影するだけです。
動画を撮影したら、「Lightning - USB3カメラアダプタ」でiPad Proに接続します。「Lightning - USB3カメラアダプタ」にはライトニング(オス)USB(メス)のほかに、ライトニング(メス)のポートがあり、ここからUSB機器への給電ができます。USB(メス)にiPhoneを接続した状態で、ライトニング(メス)にライトニングケーブルをつないでACアダプタに接続すると、iPad ProにもiPhoneにも給電されました。これは中々便利です。

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上に伸びているのがライトニング(オス)です。iPad Proにつながっています。
左下の白黒のケーブルはiPhoneにつながっています。右下のケーブルはACアダプタにつながっており、この状態だとiPhone、iPad Proどちらにも給電されるという仕組みです。

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接続するとiPad Proの「写真」アプリが自動的に起動して、[読み込み]の画面が現れるので、先ほど撮った動画を読み込んで、iMovieを起動します。[プロジェクト]の[+]ボタンを押して新規プロジェクトを作るとタイムラインが表示されるので、ここに先ほど撮影した動画を設置していくことで編集できます。
編集中も動画をリアルタイムでレンダリングしてくれるため、「レンダリング待ち」の時間は皆無。昔はコーヒーを入れてレンダリングを待ったものでしたが、もういらないんですね…。編集が終わったら、画面左上の[完了]を押せば、プロジェクトが保存されます。保存したプロジェクトはムービーファイルに書き出すことも可能。ここで[4K]を選べば、画質を落とさずにファイルを作成できます。2分ほどの動画をエンコードするのに4分程度かかりました。
こうして動画編集をしてみたわけですが、あまりにも簡単で驚きました。

ちなみに「Lightning - USB3カメラアダプタ」は、iPhoneでも使えます。つなぎ方を逆にすれば、iPad Proで撮影した写真をiPhoneに読み込むこともできます。iOSデバイスの可能性を広げる便利なアクセサリなので、ぜひ使ってみてくださいね。

[白石倖介/Mac Fan]

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