細部までこだわり抜かれたロボット掃除機|MacFan

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細部までこだわり抜かれたロボット掃除機

文●松山茂

dyson 360 Eye TM

 

突然ですが、ダイソンとアップルの製品って、なんか雰囲気が似てると思いませんか? ダイソンの本社所在地がジョナサン・アイブの故郷と同じせいか、同じ匂いを感じるんですよね。だからというわけじゃありませんが、ダイソンのキャニスター型とコードレスクリーナ、それに巷で評判の羽根のないファンヒータも愛用しています。そこに最新のロボット掃除機「dyson 360 Eye TM」がやってきました。

まずは、iPhoneに「Dyson Link」アプリをインストール。そして本体を十分充電したところで、さっそく事務所のお掃除開始。やっぱりダイソンの掃除機は他と違って吸引力が半端じゃありません。あっという間にクリアビンの中がウチの猫ちゃんの毛でぎっしり。細かなホコリも大量に詰まっています。

他社のロボット掃除機より背が高いので、ラックの下は無理だろうと諦めてたんですが、意外にも入っていけました。進入制限の機能はないものの、猫の食卓(フード&ウォーターボール)は障害物と認識して、ちゃんと避けたのには感心。

iPhone側のアプリでは、スタート/ストップの操作やスケジュール予約などが行えます。さらに、部屋のどこを掃除したのかをチェックすることも可能。実施時間や面積といった数値だけでなく、実際に掃除機が動いた軌跡をマッピングしてくれます。iPhoneを見れば掃除できなかった場所が一目でわかるので、人の手による仕上げも楽チンですね。

MacBook 12インチのエントリーモデルとほぼ同じ値段ですが、それに見合うクオリティに仕上がっています。掃除が苦手な人でも、これがあれば毎日楽しく掃除できること間違いナシですよ!

掃除のスタート/ストップは、iPhoneにインストールした「Dyson Link」アプリからでも行えます。アプリを利用すれば、外出先からでも掃除の開始や進捗状況を確認できます。

上部中央にあるのが360°ビジョンシステム。障害物を見ているのではなく、360°パノラマビューで毎秒30枚の画像を撮影して室内の様子を把握。さらに、三角方で室内の位置を割り出しています。

ダイソンの掃除機たる由縁が、このラジアルルートサイクロンテクノロジーのデザイン。クリアビンの脇の出っ張った部分にセンサが搭載されていて、前方の障害物を識別したり、落下を防止します。

本体の幅とほぼ同じ範囲を掃除するブラシバー。キャニスター型のモーターヘッドと同じ、カーボンファイバーブラシとナイロンブラシを使っています。タイヤではなくベルト駆動式の転輪です。

dyson 360 Eye TM

【発売】ダイソン
【価格】オープンプライス
【実売価格】14万9040円(直販価格)
【URL】http://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/robot.aspx