2016.02.23
ややこしい設定は不要
単3電池が使えるおもちゃや電子機器なら、装填してアプリとペアリングするだけで準備OK。写真は「ボタン」で電池の出力をオン/オフできるモード。出力も数値で細かく設定できるため、ミニ四駆でスロットカー的な遊び方ができるかも。
可能性無限大の乾電池
すでに普及している従来規格を上手にハックして生まれる製品が気になります。たとえば、古いカーオーディオでも鳴らせる、カセットテープ型MP3プレーヤや、FMトランスミッタみたいなやつ。ホームセンター的なワクワクが止まらないのです。
クラウドファンディングで目標を達成した「マビー(MaBeee)」もまた、同じようなガジェットと言えるでしょう。しかもハック対象は世界中に広く存在する単3形乾電池。単3形乾電池と同じサイズのマビー本体に、市販の単4形乾電池を装填すれば、電気出力をiPhoneから制御できる「乾電池コントローラ」になるのです。
わかりやすい事例がミニ四駆やプラレールといった電池駆動のおもちゃ。通常、スイッチをオン/オフするくらいしかできないおもちゃでも、マビーを利用すれば「停止状態からのスタート」「加速/減速」「ストップ」といったコントロールが可能になるのです。