映画「スティーブ・ジョブズ」|MacFan

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映画「スティーブ・ジョブズ」

Mac Fan編集部のブログです。

ダニー・ボイル監督の映画「スティーブ・ジョブズ」を見ました。これまでにもスティーブ・ジョブズに関する映画はいくつかありましたが、今回の作品が一番良かったように思います。ジョブスの生涯を時系列的に追うのではなく、初代Macintosh、NeXT Cube、初代iMacという3つの新製品が発表される40分前の舞台裏を描いているのですが、その圧倒的なスピード感と緊迫感のあるシーン展開で約2時間の上映時間はあっという間。会話だけで200ページ近い脚本になったというだけあって、言葉の洪水にのまれる感覚を味わえます。ジョブズの生涯を正確に描いているというよりは、ジョブズという主題を元に1つのエンターテインメントとして作品化されているという意味で、よい作品なのではないでしょうか。

もちろん、主役を務めるマイケル・ファスベンダーの顔がそこまでジョブズに似ていなかったり、ジョブズ列伝に詳しい人はツッコミをいれたくなるカ所が多々あったり、最後のほうは「そんないい人なの?」って首を傾げたくなったりしますが、まぁ、映画自体がジョブズの現実歪曲フィールド的エフェクトを狙っているとすれば、それも納得できたりします。2016年2月12日から全国公開されますので、アップルファンの皆さんはぜひご覧ください。1月29日に発売されるMac Fan 3月号でも直前SPをやっていますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。

●映画「スティーブ・ジョブズ」トレーラーはこちらから
http://stevejobsmovie.jp