2015.11.15
新しいOSの登場は、新機能が使えるなどの魅力が豊富な反面、アップデート時にトラブルにならないかどうか心配な人も多いでしょう。ネットでは「不具合が出た」という情報はたくさん出てくるものの、「これで治った」という手順を紹介しているサイトはそう多くありません。そこで、実際にどのようなトラブルが起きていて、どのような解決方法があるのかを徹底的に紹介。これを読んで、iOS 9のトラブルを今すぐ解決しましょう
【困った! 1】アップグレード中に操作できなくなってしまう
今回のiOS 9のアップグレードで最も脅威的だといわれているのが、画面が「スライドでアップグレード」表示から先に進まなくなったり、セットアップ中にアイクラウドのアップルIDとパスワードを入力すると「iCloud設定をアップデート中」表示から先に進まないなどの「何も操作できない系」トラブルが存在することです。
アップルでもこの問題はすでに認識しており、対策が施されたiOS 9・0・2が提供されています。問題の症状が発生して動作しなくなってしまった場合には、iTunesを使って上書きアップデートを実施することで、比較的高い確率で中のデータを保ったまま復旧させることができます。
【解決技】iTunesを使って上書きアップデートをする
(1)デバイスがMacに接続されている状態で、スリープボタンとホームボタンを「iTunesに接続」画面(リカバリモード)が表示されるまで同時に長押しし続けます。
(2)リカバリモードになったデバイスをMac(もしくはウィンドウズマシン)に接続すると、iTunesが起動して「アップデートまたは復元を必要としている●●●(デバイスの名前など)があります」というダイアログが表示されるので、右下の[アップデート]をクリックしてiOSの上書きを開始します。
(3)アップデートが完了すると、再び画面が戻ってきますが今度は操作が可能になっているはずです。表示される指示に従ってセットアップを完了させれば、デバイスは使えるようになります。