2015.10.15
3つめの次元は圧力
タッチスクリーンやマルチタッチ操作は、初代iPhoneに搭載されるより前から存在していたテクノロジーだ。タッチスクリーンは、それこそATMなどでお馴染みだったし、マルチタッチは、MacBookのトラックパッドで実現していたもので、それをiPhoneに最適化させていった。しかし、そうしたマルチタッチ操作(スワイプやピンチなど)を世界中に広めたのは間違いなくiPhoneの力だ。
そしてアップルは、2015年に発表した12インチMacBookに、押す強さを感知することができる「感圧タッチトラックパッド」を採用した。これは物理的なスイッチを廃止して薄さを実現するためのアプローチだったわけだが、同時にアップル・ウォッチに搭載されたタプティックエンジンを逆輸入することで、クリック感をフィードバックすることに成功した。