2015.10.15
速度が向上したワイヤレス
昨年のiPhone 6シリーズでは、2つの周波数帯の電波を束ねるキャリアアグリゲーションへの対応がキーワードで、たとえばauでは合計150Mbpsのサービスを提供できた。しかし、それでも実効速度は20~50Mbpsに過ぎなかった。iPhone 6s/6sプラスでは最大300Mbps対応となったわけだが、これも意味がないのでは?と考える人も多いだろう。
しかし、よく勘違いされているが、この理論値はあくまでも基地局とそこにぶら下がる全ユーザの速度を合算したものだ。たとえば、その基地局には10人のユーザがつながっていたら1人あたりの帯域は10分の1になってしまう。だから理論値でも上限は速ければ速いほど1ユーザあたりの帯域も増えるわけだ。