8月最後の思い出コラム|MacFan

Mac Fan編集部ブログ

8月最後の思い出コラム

今秋にはOS Xエルキャピタン(El Capitan)のリリースを控えているアップル。
新しいOSへの期待が高まりますが、不意に立ち止まって昔を振り返ると、そこには歴史の足跡があるのです。

遡ること18年前の1997年8月31日、アップルは現在のOS Xの前身であるOS「ラプソディー(Rhapsody)」のデベロッパー版をリリースしました。
同年2月に買収していたNeXT社のOS「OPENSTEP」の技術を取り入れた次世代OSとして開発は進められ、数回のアップデートを重ねたものの、既存のMac OS用ソフトウェアとの互換性がないことから開発者の支持を得ることが出来ず、98年には開発計画が中止。そのテクノロジーの一部は「Mac OS X Server 1.xシリーズ」へと受け継がれることになります。掲載した写真は、編集部にあったMac OS X Server(Release1.2)のパッケージです。

97年当時リリースされていたMac OSのバージョンは8.0。Macintoshに採用されていたCPUはPowerPCでした。その後、Mac OSはUNIXカーネルのMac OS Xへと、Power PCはintel CPUへと移行。ハードウェア・ソフトウェアの両面で大きな変革を遂げたMacは、現在も進化し続けています。




【白石倖介/Mac Fan】