MacBook × スタートアップ|MacFan

Mac Fan編集部ブログ

MacBook × スタートアップ

文●編集部

IBMがMacBookシリーズを5万台導入するというニュースがあったのはたしか今年5月頃だったと記憶していますが、その数が20万台に増えるそうです。法人向けモバイル分野でアップルと業務提携したわけですから当然の流れといえばそれまでですが、そのスピーディーかつダイナミックな動きには正直驚かされました。また、特に最近これに似たシフトチェンジが国内においても徐々に起きつつあることを肌で感じています。

現在発売中のMac Fan 9月号でも触れているように、国内におけるMacの直近のシェアは12.4%と過去最大を記録、その大きな要因となっているのは他ならぬMacBookシリーズのビジネス利用だと考えられます。「仕事にもMacBook」。今、ビジネスシーンで起きているこの動きに目をつぶっている企業&人は時代に取り残される、と(やや大さかもしれませんが)強く言いたい。数年後には新入社員に配るのがMac、という企業がゴロゴロ増えているんじゃないかな。

というのも、ここ数日、何社かのスタートアップ企業を訪問してきました。sansan、freee、nagisa…、そこで多くの方が使っているのがMacBookだったことも、MacBookの仕事利用の効用を確信した理由の1つ。iPhoneやiPadを使っているから合理的に選んだ、高性能さと斬新なデザイン性、低価格化によって選択肢の1つとなった、基幹システムがクラウドベースだから端末は何でもよくなった等が選択理由として挙がってくるのではと予想していたのですが、実際はちょっと違う。「生産性が上がるから」「効率化を目指しているから」とビジネスに直結する理由を真っ先に述べる方がほとんどで、実際にその方法を聞いてみると、これが納得。Windowsである必要がないというよりも、MacBookでないとダメという、それこそ数年で社員が数十倍になっている企業の事例にはつくづく感心させられた次第です(近いうちにその内容は本誌等で公開します)。

しかし、元気のあるスタートアップ企業はいいですね。同じ空間にいるだけで、こちらも頑張らなければ、という気持ちになる。それに、総じてオフィスが超オシャレ&超自由。暑い夏は男性社員の短パンが当たり前、シエスタルームがあったり、卓球台があったり、ハンモックで寝そべりながら仕事をする人がいたり…。スタンディングデスクの人もちらほらいました。好きな時間に、好きな場所で、好きな仕事を。生産性や効率化を考えれば、本来は当たり前であってもいいそんな働き方を、個人それぞれが社のミッションの元に実践していたら、それは業績も伸びますね。

【原清/Mac Fan】