Mac企業導入の最善線(1/5)|MacFan

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【特別企画】企業の成功事例から探る「オフィスでMac」の最適解

Mac企業導入の最善線(1/5)

文●牧野武文

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iPhoneやiPadの浸透で 「Macを仕事でも使いたい人」が増加中!

iPhoneやiPadを使っているなら「オフィスでもMacを使いたい」と思う人は多いだろう。しかし、管理側から見ればウィンドウズ系、Mac系のシステムを混在させることはセキュリティ面やコスト面などで問題がある。よって、どちらか一方を選ぶとなると「基幹システムと接続しやすい」「マイクロソフト・オフィスが問題なく使える」という理由でウィンドウズ系に統一されてしまうことがほとんどだ。しかし、数はまだ多いとはいえないものの、企業でMacが使われるケースが最近徐々に増えてきている。

その背景にはMacの売れ行きの好調がある。2014年度のMacの販売台数は1900万台で前年比16%増。国内では、特にMacBookエアが売れている。iPhoneやiPadでアップル製品の良さを知り、Macにスイッチする人が増加しているのだ。また、もう1つの背景にはスマートデバイスの導入を機に基幹システムをクラウド対応/クラウド化する企業が増えている点も挙げられる。これによりMacからでも社内システムへのアクセスがWEBブラウザ経由で容易に行えるようになる。

さらに、CYOD(Choose Your Own Device)という考え方が浸透し始めているのも理由だ。これは企業側が「標準デバイス」として複数の選択肢を提示し、社員が仕事や好みに応じて自分の好きなデバイスを選ぶというもの。業務を遂行するうえで、Macを使うか、ウィンドウズを使うかというのは本質的な問題ではない。だとしたら、社員が使い慣れているデバイスを使わせたほうが作業効率も上がり、ひいては社員一人一人の潜在的な能力を引き出しやすくなると考えるのは合理的だろう。

とはいえ、実際にMacを企業導入するにはさまざまな障壁が立ちはだかるというイメージが未だに付きまとうのも事実だ。ここでは、現在Macを導入する二社の事例を通して、「オフィスでMac」の現状を紐解きたい。

 

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