「DEP」開始でiPad導入が加速する 設定作業も運用コストも大幅減!|MacFan

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iOSデバイス向けの魔法のようなデバイス配備方法の活用メリット

「DEP」開始でiPad導入が加速する 設定作業も運用コストも大幅減!

文●山﨑隆弘

アップルは法人・教育機関向け「Device Enrollment Program」を日本国内でも提供開始した。これにより企業・教育機関におけるiPhone/iPad活用の利便性がいかに高まるかについて、国内MDM市場4年連続シェアNo.1サービス「CLOMO MDM」を開発・提供するアイキューブドシステムズの山﨑隆弘氏に寄稿いただいた。

誰もが直面する課題

日本にiPhoneが上陸してから5年が経過した。ソフトバンクやauに続き、NTTドコモも2013年9月20日にiPhoneの販売を開始、日本の大手通信キャリア3社がすべてiPhoneを取り扱うようになった。この数年で、国内でも規模を問わず多くの企業や教育機関がiPhone/iPadを導入し、活用を始めている。

企業や教育機関で利用されるiPhone/iPadは数千~数万台といった莫大な規模になることも珍しくない。このような場合、膨大な数量のデバイスに対して「盗難・紛失対策」「利用状況の監視」「デバイス運用効率化」を行うために、遠隔での集中管理ができるMDM(モバイルデバイス管理)サービスを利用することが一般的だ。