夏泊岬の謎の美人ママ
夏泊は遠かった。東北道の青森で下りてから小一時間かかった。地図上では青森市内から直線で20キロ少々なのだが、夏泊岬までの山中の細いくねくね道はスピードが出せない。よくぞここで日本プロを開催したものだ。道を間違ったのではないかと何度も心配になった。
着いたらもう日は暮れていた。クラブハウスとホテルはなかなかお洒落な建築で、部屋の中の細かな造り、調度品、小物などの揃え方に英米のホテルに見られるセンスのよいアイデンティティが見られて気持ちよかった。昼間の仙塩とは対照的だった。