飛ぶと言うこと
1980年代前半、日本における一流コースの条件に18ホール、パー72、7000ヤード以上というものが明確に加わった。
これは、外国人設計家の日本進出が一気に増えて、池や川という水を使ったレイアウトを知ったことで、海外のコースに目が向いたことが原因だ。
それまでの林間でフラットなコースに古いコースが多かったことから慣習でそういうコースを良いコースだと信じていた人にとって、18ホールの一つ一つに個性を持たせるような考え方や、積極的に高低差を活かす考え方は、まさに黒船襲来という感じだったのだと思う。