前回はセンターフレックス計の特性について説明しました。センターフレックス計はシャフト両端を固定し、シャフトを少し山なりにしならせて計測します。シャフトは曲げると元に戻ろうとする力が働きます。その元に戻ろうとする力をシャフト中央部分のセンサーで計測します。シャフトの両端を固定してシャフト全体をしならせるので、振動数計では分かりづらいシャフト全体の硬さ(主にセンター付近)を調べることが可能です。
ただしセンターフレックス計も万能ではありません。シャフトの太さ(口径)が変わってくると数値も変わる。例えば、細いシャフトと太いシャフトを比較した場合、センターフレックス計の構造上、太いシャフトの方が数値が大きく(硬く)出ます。太さが異なる場合、数値と硬さが連動しづらくなるのです。
本題に入りましょう。