高重心と低重心とでは、どちらの方がスピンが減って飛距離が伸びるのか?
このメルマガを読んでる皆さんなら「低重心」と即座に答えるでしょう。ゴルフ雑誌、メーカーのカタログ、ウェブで検索しても「低重心=低スピン」と説明されていますし、ボクがクラブを試打する時も「このドライバーは低重心だから低スピン弾道が打ちやすい」としょっちゅうコメントしています。
この因果関係に疑いを持っている人はいないと思いますが、「低重心=低スピン」というのが常識になったのは、それほど昔からではありません。
20年以上前までは「高重心=吹き上がらない」「高重心=強い球」というのが常識でした。その証拠にハードヒッターはディープフェース、ディープバックの高重心パーシモンドライバーを好んで使いましたし、メーカー側も高重心クラブを作った時、「ハードヒッター向けで吹け上がらない」と謳っていました。
では、なぜ昔と今とでは重心位置の常識が逆転したのか?