【第4回】ワームホール・トラベル | マイナビブックス

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【第4回】ワームホール・トラベル

2017.03.30 | じゃいがも

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 博士からの着信で、わたしは目を覚ました。時計の針は、朝の六時を指している。わたしは目をこすりながら受話器を取った。

 

「……おはようございます、博士。こんな早朝に、一体どうされました?」

 

「早朝も深夜もない。世紀の大発明だ! すぐに研究室に来てくれ」

 

 電話口の博士は、かなり興奮している様子だった。わたしは電話を切ると、服を着替え、博士の待つ宇宙科学研究所へと向かった。

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