【第0回】まえがき | マイナビブックス

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わが子が伸びる25の心得 敬愛編

【第0回】まえがき

2016.07.15 | 下村昇

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まえがき

 

 
「敬愛」というと「敬愛の念」とか、「敬愛する恩師」などといった用例がすぐに頭に浮かんできますが、「敬愛」とは尊敬すること、されることです。
子育ての成功条件の一つは「尊敬」と「親しみ」の気持ちで、だれとでも接していける人間に育てることです。「敬愛」の念を抱くということは、できそうでなかなか出来ないことです。
「子供を産むことはできるが、育てることは難しい」といいます。同じような言い方として、資格や免許ばやりの今日この頃ですが、「いまだかつて親業の資格検査が行われたことはない」ともいわれます。ヒヤッとしますが、親としての資格は一生を通しての総決算の結果によるのでしょう。わが子のしつけに成功するかどうか、子ども一人を育てるということは、それほど大きな事業なのです。
こうした意味から、本書は乳幼児から小学生あたりまでの子どものしつけについて、基本的な心得を挙げてあります。現在、子育てに苦心をしながら懸命に育てているご両親にとって、本書が少しでも役にたつところがあればうれしく思います。本書を読んでくださって、一つでも二つでも「なるほど」と思ったり、「そうだ、その通りだ」と思って参考にしていただければ幸いです。