【第1回】(最初の思い出)私1才3か月。(1) | マイナビブックス

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みっこちゃんの思い出絵日記 昭和の初め

【第1回】(最初の思い出)私1才3か月。(1)

2016.05.10 | なかやまみち

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昭和3年3月 1996・1・26画

 

(最初の思い出)私1才3か月。ショウコウネツ(※)で入院。

初めて自動車に乗ったみたいだからおぼえています。でも、避病院(※)の車ですよ。この時までわたしの出生届は出されていなかった(※)けど、避病院に入るために届けを出しました。だから戸籍上の誕生日は、昭和3年2月になってしまいました。でもほんとうは、1926年12月25日、大正の最後の日で昭和の最初の日です。

 

昭和3年3月 1996・2・5画

 

わたし1才3ヶ月。避病院で。

 

昭和3年3月 1996・1・26画

 

お父さん、お姉さん、ママお見舞いに、私を。
でも、避病院なので玄関から先には入れませんでした。

 

昭和3年3月 1996・1・26画

 

おばさんからおみまいにもらったママー人形。

青い目がねむるのでびっくり。とてもうれしかった。





※ショウコウネツ 子供に多い発疹性伝染病。この頃は法定伝染病で、死に至ることのある病気だった。抗生物質の開発により、治療が劇的に容易になった。1998年に法定伝染病ではなくなった。

※避病院 この当時あった伝染病専門病院で、隔離の必要な患者を収容した。元に戻る

※出生届は・・・ (みっこちゃん談)二軒の家から、私を養女に欲しいという話があったので、出生届をしばらく出さなかったのだと思う。当時、子どもの多い家では、赤ん坊を養子に出すことはわりと行われ、赤ん坊を養子とした家では、自分の子供として出生届を出していたようだ。

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