【登場人物】
タツ
吉原で働く忘八(仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌の八徳を失った者として置屋で働く者)。昔は上杉達之進という名で足立藩の舞踊指南役。勝之進の兄で菜奈美姫との幼馴染。踊りの下手な老中の息子をボコボコにした責任で脱藩。脱藩後、吉原の住人となっていた。
パンチョ
上杉達之進の飼い猫。実はダンスの達人。
上杉勝之進(かつのしん)
菜奈美姫の忠臣。上杉達之進の弟。菜奈美姫との幼馴染で、菜奈美姫のことが好きだった。脱藩した兄上杉達之進が吉原で忘八として働いていることを菜奈美姫に黙っていた。菜奈美姫の命を救うため、吉原へ姫を連れてくる。
足立菜奈美姫(ななみひめ)
足立藩藩主の一人娘。藩主の満家が亡くなったため、お家騒動になり、命を狙われる。幼馴染だった上杉達之進が好きだった。
新田八郎太(にったはちろうた)
足立藩老中新田義貞の息子。昔、踊りが下手で上杉達之進に殴られたことがあり、今でも恨んでいる。菜奈美姫に好かれようと、今まで踊りの練習をしてきたが、やはり下手。姫を亡き者にせず、自分のものにしようと大門たちと吉原へやってきた。
大門とその部下のサムライたち
新田八郎太の手下。菜奈美姫を捕まえに吉原にやってきた。大門はサングラスをしている。
越後屋Q太郎(えちごやきゅうたろう)
自称吉原イチの遊び人、越後のちりめん問屋の若旦那。吉原でいつも梅太夫、桃太夫、桜太夫や女の子を誘っている軟派男。
梅太夫
桃太夫
桜太夫
吉原で有名な花魁。
その他
客の町人・武士たち