バックティー神話の嘘と本当
気軽にバックティーが使えるコースが増えてきて良いことですね、という人がいる。私は大概苦笑いで答える。
どのティーからプレーしても、下手くそは下手くそ、上手い人は上手い。それもゴルフの面白さである。また、どのティーからやっても上手に出来ているコースは、それなりに面白いものであることも、間違いなくゴルフの奥深さである。
例えば、米ツアーなどをよく観察してみると(特に女子のツアーは見事だと感服するが)、強い風が吹いたり、芝生の乾き具合でボールの転がりによってティーの位置を前後させることで、本来そのホールが持っている魅力が活かされるように工夫している。