【第4回】僕の名前は鉄道(てつみち)です! | マイナビブックス

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木村鉄道株式会社 ~鉄ヲタだって人間だぁ! 社員編~

【第4回】僕の名前は鉄道(てつみち)です!

2015.08.27 | 木村裕子

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私がまだグラビアアイドルだった頃のお客さんは、俗に言う「大きなお友達」ばかりでした。でも最近は「小さなお友達」も来てくれるようになったんです。
未来の鉄道界を担うだろう子供たちの目の輝きには、後光が差しています。生まれたばかりの0歳児から小学生。本当は友達と遊びたかったのにお父さんに無理やり連れてこられたかもしれない男の子など、さまざまです。
 
そんな小さなお客さんは、大きく分けると2パターンに分かれます。お父さんの鉄道好きを遺伝子レベルで受け継ぎ、親子二代で来てくれる親子さんと、子供の鉄道好きに影響されて、お母さんも鉄道好きになったパターンです。
 
前者の場合、奥さんとの「名付け権バトル」を見事勝ち抜くと、我が子は鉄道関連の名前になります。例えば、今まで会った子供さんで言うと…
 
つばさくん (JR東日本 山形新幹線)
そうやくん (JR北海道 札幌~稚内を結ぶ特急スーパー宗谷)
はるかちゃん(JR西日本 京都~関西国際空港を結ぶ特急はるか)
まりんちゃん(JR四国 岡山~高松を結ぶ快速マリンライナー)
てつみちくん(鉄道と書いて「てつみち」と読む)
ほか
 
鉄道イベントに出かけた時は、ぜひ館内アナウンスにも耳を傾けてみて下さい。
 
「迷子のお知らせです。鈴木はやてくん、鈴木はやてくん。N700系のTシャツに、ドクターイエローのスニーカーを履いた男の子をお預かりしています」
 
[用語解説]
はやて (JR東日本 東北新幹線)
N700系 (JR東海 東海道・山陽新幹線の新型車両)
ドクターイエロー(JR東海 東海道・山陽新幹線の黄色いお医者さん)
 
この子供の名前、鉄道好きじゃない方からするとギョッとするかもしれませんが、私にはとっても羨ましく、微笑ましい話なんです。
 
そして後者、子供の鉄道好きに影響され好きになったお母さんと二人で来てくれる親子さんのお話。この二人は、最近は子供が車掌服、お母さんが私と同じ赤制服を着てきてくれるという、私も将来こうなりたいと思う理想の親子さんです!
初めて会ったのは小学2年生の時でした。
 
私「こんにちは! お名前を教えて下さい♪」
男の子「けいせいです!」

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