【第4回】第3章―(1) | マイナビブックス

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天狼ノ星 天の章 上演台本

【第4回】第3章―(1)

2015.07.31 | 河瀬仁誌 | 丸山喜大

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 マシラ国の城下街。城下町は霧が立ち込めてひっそりとしている。

 広場で演説をしているハクトとセタ。しかし、周りには誰もいない。

 

ハクト

 かつて、この国は、この街は、オオカミ国として栄えてきた。

 街には物が溢れ、人は活気に湧き、繁栄の一途を辿っていた。

 ところが、今となってはどうだ?

 この静けさは? 街全体が、暗く悲しみに包まれているかの様だ。

 すべては、この国がマシラとなり、ホロケゥ王が死に、

 エトゥが王になってからだ。

 かつて、オオカミとして誇った者たちよ、共にエトゥの王を討とう!

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