マシラ国の城下街。城下町は霧が立ち込めてひっそりとしている。
広場で演説をしているハクトとセタ。しかし、周りには誰もいない。
ハクト
かつて、この国は、この街は、オオカミ国として栄えてきた。
街には物が溢れ、人は活気に湧き、繁栄の一途を辿っていた。
ところが、今となってはどうだ?
この静けさは? 街全体が、暗く悲しみに包まれているかの様だ。
すべては、この国がマシラとなり、ホロケゥ王が死に、
エトゥが王になってからだ。
かつて、オオカミとして誇った者たちよ、共にエトゥの王を討とう!