【第4回】第3章―(1) | マイナビブックス

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天狼ノ星 地の章 上演台本

【第4回】第3章―(1)

2015.07.23 | 河瀬仁誌 | 丸山喜大

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 マシラ国の城下街。城下町は活気があり賑わっている。

 一方で、みすぼらしい格好の者が裏道から姿を覗かせている。

 広場で演説をしているハクト。周りの人々はハクトに見向きもしない。

 

ハクト

 かつて、この国は、この街は、オオカミ国として栄えてきた。

 街には物が溢れ、人は活気に湧き、繁栄の一途を辿っていた。

 ところが、今となってはどうだ?

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