【第14回】違反ドライバー

違反ドライバー

　ルールによれば、クラブはスプリング効果があるように制作されてはいけないことになっている。フェースの反発係数を規制するルールは、反発し過ぎるフェース構造はスプリング効果といわれてもおかしくないということで、USGA（米国ゴルフ協会）は数値を測定して、一定値を越えた物は違反だということにした。

　一方、Ｒ＆Ａ（いわゆるセントアンドリュースにある総本山）は、それは意味がないことと静観する姿勢である。日本はＲ＆Ａの傘下にあるので、国内の競技に於いては反発係数違反は関係のない話なのである（ちなみに、USGAは米国、カナダ、メキシコを傘下にしている）。