■26、27
盛 蔵「今日 今この瞬間から お前は16歳だ」「父一人に息子一人 ささやかながらそれなりに暮らして来た俺達だが 世間で言えばやはり貧乏の範ちゅう……」
「星丸 お前はそれでも文句ひとつ言わずによく耐え またアルバイトで家計を支えてくれて いい子に育ったと思っている」
盛 蔵「しかし それなのに俺はプレゼントひとつ用意できず 済まないと思っている」
星 丸「いいよ 別に そんなかしこまらなくても……」
盛 蔵「その上 俺は今日 お前にひとつの事実を伝えねばならない」
星 丸「?」
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