【第24回】結婚入門 | マイナビブックス

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結婚入門

 

「筋肉や牙をつかって倒す敵も
笑い声の大きさをきそう友もいなくなって
夜も昼もきみのことを考えている」
旅の途中に
ぼくはそう書いている
熱い管が装飾にすぎない機械のイメージ
それが悩ましげにちかづいてくる夜
子どものころのように
目をとじて、なにも割らずに
不調和な島と沈む理由をつたいあるいた
そうやって、きみを待つ
しずかな部屋を用意したのである

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