信玄、出陣する
「謙信が妻女山に陣取る」の報は、二千の兵で海津城を守る高坂昌信からの飛脚により、翌十六日には、甲斐の躑躅ヶ崎舘へともたらされた。
信玄もすぐさま、十八日には一万八千の兵を率いて、甲府を出発しているから、すでに準備万端だったということなのだろう。
しかし、信玄は信州の諸将の参陣を待ちながらのゆっくりとした行軍で信濃へと向かい、六日後の二十四日になって、ようやく、川中島に着陣した。
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「謙信が妻女山に陣取る」の報は、二千の兵で海津城を守る高坂昌信からの飛脚により、翌十六日には、甲斐の躑躅ヶ崎舘へともたらされた。
信玄もすぐさま、十八日には一万八千の兵を率いて、甲府を出発しているから、すでに準備万端だったということなのだろう。
しかし、信玄は信州の諸将の参陣を待ちながらのゆっくりとした行軍で信濃へと向かい、六日後の二十四日になって、ようやく、川中島に着陣した。