7 ファイナンスは最大の試練
以前「半沢直樹」という、バンカーを主人公にしたテレビドラマが放送されていました。主人公が行内の陰謀や派閥争いに勧善懲悪と立ち向かってく痛快な内容のものでした。また主人公は、顧客目線に立って、金融機関が本来社会で果たすべき役割、資金の需要者(事業家)と資金の供給者(預金者、投資家)を結び付けることに全力を注ぐ、バンカーのお手本のようでした。
私はこの一年間で数多くのバンカーと交渉をしましが、残念ながら「半沢直樹」とは、似ても似つかないようなバンカーもたくさん見ました。
笑顔で応対してくれていますが、頭の中では別の事を考え、相手を見下しているバンカーはたくさんいます。(自分は偉いと思っているのでしょうがないのですが)
私は「金融機関には誠実に対応しよう」などと言いましたが、残念ながら、こちらの誠意は伝わらないことも多々あります。