第九章 テークバックで左手は真っ直ぐ横に、右手は前後に動く
前回、スイング中にクラブは「表」に位置したり、「裏」に位置すると説明しました。この「表」「裏」とは、体に対するクラブのポジションの違いを言葉にしたものです。初めて耳にした人も多いと思いますし、今ひとつ意味が分からなかった人も多かったかと思っています。ゴルフ雑誌ではほとんど紹介されていないので、戸惑った人も多いでしょう。この連載で紹介したのは、クラブの「表」と「裏」をちゃんと理解することが、スイング作りの本質に迫れるからです。
さて、今回もテークバックにおける「表」と「裏」について説明しましょう。アドレスからハーフバック(グリップが右腰辺り)まで、クラブは「表」の状態がキープして下さい。飛球線後方から見た場合、右手の握りコブシは左手の握りコブシよりも外側をキープしているのが好ましい形です(アドレスの状態をキープしている)。