【第0回】はじめに

はじめに

　初代ロケットボールズは、発売を終了しても、まだまだ人気のようで中古市場でも品薄が続いているようです。新しいブランド名で発売されて、名前も見た目もインパクトがあり、契約プロ以外のツアープロが使い始めることで、最近では稀にみる大ヒットとなりました。気がついたら、オデッセイの2ボールのように、カートに乗った全部のキャディバッグに、ロケットボールズが入っているという事も珍しくない状況となっているようです。

　これだけ幅広い層に売れるのは最近珍しいですが、僕はよく「誰が打っても飛ぶクラブなど無い」と言っています。クラブとしての機能を理解して、自分に合ったスペックの使うことで、自分の最大飛距離を引き出すことが出来るのです。

　ロケットボールズは、飛距離が出る要素が満載なクラブですが、自分にあわないまま使っていると、奇跡の一発も出れば、悲しみへ一直線の球も出ます。本書はそれがナゼ出るか？　どう選べばいいのか？　ということをまとめています。

　また純正のまま使うと、対応できるユーザーが限られて、弱点が露呈する場合もあります。例外なくトップアマやプロはシャフトを自分好みに変えています。適正な重量、適正な硬さ、タイミングを取りやすく、手打ちになりにくい最適なスペックで、高い確率でナイスショットが出来るようにカスタマイズしています。

　この電子書籍を参考にしてもらえば、あなたの奇跡の一発を、日常のナイスショットに変えることが出来ると僕は信じています。

本書は著者のメールマガジン　「マーク金井の書かずにいられない」所収の「ロケットボールズの傾向と対策」を再編集したものです。名称などは当時のまま掲載しております。