●初めての「刻み」
生まれて初めて30台が出た時の記憶は鮮明だ。
中学3年の夏、場所はSカントリークラブで、後半のハーフだった。
その日は、珍しく最もゴルフが上手だった叔父と一緒の組み合わせで(私は親族や知り合いとプレーせずに、一般的なマナーを身につけるために知らない人とプレーすることが多かった。3月10日号参考)、午前中は45くらいで回ったのだと思う(この頃の私は、「初めの3ホール記憶喪失症候群」で、スタートしてから3ホールは舞い上がって何をしていたか全く覚えていないという、かわいい病気に掛かっていて初めの3ホールだけでスコアを台無しにしていた)。