図は15時30分頃の局面。後手は△5五歩の突き捨てから△7六歩と打ち捨てて△5五銀と出ましたが、図の▲5六歩に応手が難しくなっています。△5六同銀は▲6六馬、あるいは▲8八飛で先手良し。△4四銀と引くのは▲5八飛で次に▲7九金から角を捕獲される筋が受けにくい。
「これは後手がはっきり苦しくなっていると思います」と石田四段。
中継室を訪れた加藤九段も「これは居飛車が清水さんですか? そうですか、ほうほう。清水さんはとても強いけれど、この将棋に関しては先手の室谷さんのほうがうまく指しているように見えますね。馬が手厚いですし、振り飛車としては理想的な展開でしょう」と、先手の指し回しを絶賛しています。
苦境に陥った清水女流六段、百戦錬磨の勝負手を繰り出すことができるでしょうか。
(八雲)
「これは後手がはっきり苦しくなっていると思います」と石田四段。
中継室を訪れた加藤九段も「これは居飛車が清水さんですか? そうですか、ほうほう。清水さんはとても強いけれど、この将棋に関しては先手の室谷さんのほうがうまく指しているように見えますね。馬が手厚いですし、振り飛車としては理想的な展開でしょう」と、先手の指し回しを絶賛しています。
苦境に陥った清水女流六段、百戦錬磨の勝負手を繰り出すことができるでしょうか。
(八雲)
図は15時頃の局面。先手が辛抱する展開でしたが、現局面は先手の馬が働いており、後手の指し手が難しくなっているようです。この数手が中盤の勝負どころとなりそうです。
(八雲)
(八雲)
マイナビBOOKSから、本日の対局立会人を務める加藤一二三九段のムック本が発売中です。つるの剛士さんとの対談や、中原誠十六世名人と勝又清和六段の対談、加藤九段に対する質問コーナーなど盛りだくさんの内容です。加藤九段の名局選では、本局のような、対振り飛車の急戦の名局も取り上げられています。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=23607
なお、東京・将棋会館で発売されているものは、加藤九段直筆の揮毫が入っています。その話を聞いていた石田四段が「さっそく買って来ちゃいました」。揮毫は何種類かあったようですが、石田四段が選んだのは「直感精読」です。
(八雲)