図の△6二金が好手で、次に△7三飛で角を捕獲する狙いです。解説の石田四段は「ここで先手に何かあるかどうかですね。何もないと▲7二歩△同金▲7四角成ぐらいですが、これは先手が妥協した感じで、後手が指しやすい展開だと思います」と語りました。そして、しばらくして室谷女流初段は▲7二歩を着手。
「仕方がなかったのでしょうが、先手が少し苦しくなったと思います」(石田四段)
図の△6二金までの消費時間は▲室谷2時間0分、△清水1時間13分。室谷女流初段が時間を使っています。
午後に入って、石田四段の検討がビシビシ当たっている。
(八雲)