▲堀彩乃女流１級‐△伊藤沙恵女流四段戦は92手でが勝ちました。終局時刻は14時34分。消費時間は▲堀２時間20分、△伊藤１時間32分（持ち時間は各３時間、チェスクロック使用）。
勝った伊藤女流四段は準決勝に進出し、次戦で北村桂香女流二段と対戦します。
（胡桃）
伊藤女流四段が先手の攻めをうまく対応しました。上図は先手の攻めが細く、次に△２八飛と打たれると先手玉が一気に危なくなります。後手が勝ちに近づいています。
（伊藤女流四段は勝ちに近づいている）
（胡桃）
上図は△３五銀と打って先手の飛車を狙った局面。▲１六飛と飛車を逃げる一手に見えましたが、堀女流１級は▲３四歩△同金▲４三角！と攻めを続けました。（１）△４三同金は▲同飛成で竜を作ることができ、（２）△４六銀は▲３四角成で馬ができます。伊藤女流四段は（３）△４四金とかわしました。
（堀女流１級は強気の攻めを決行した）
（胡桃）
昼食休憩明けから２筋で角交換となりました。ここまで先手が攻めを続けていましたが、後手は反撃に出ます。本譜は△１五角▲４四飛△３三金▲４六飛△３五銀と進みました。後手は先手の飛車を目標に攻めていきます。相手の大駒を狙っていくのは、伊藤女流四段の得意な展開です。堀女流１級はどのように対応していくでしょうか。
（伊藤女流四段は反撃を開始）
（胡桃）
