チャレンジマッチの持ち時間は、チェスクロック使用で各15分、切れたら1手30秒未満の秒読みです。ただし、対局の進行が大幅に遅れてしまった場合には、持ち時間が各15分から各10分になる場合があります。
千日手が成立した場合は、先後を入れ替えて速やかに指し直します。指し直し局の持ち時間は、千日手局の残り時間をそのまま引き継ぎます。千日手が2回続けて成立した場合は、持ち時間なし、初手から1手10秒未満の秒読みで指し直し局を行います。
相入玉は、27点に満たない側が負け、同点の場合は後手勝ちになります(27点法)。
(睡蓮)
14期目を迎えるマイナビ女子オープンは、今期もチャレンジマッチから開幕。西山朋佳女王への挑戦権獲得を巡る戦いがここから始まります。
チャレンジマッチの対局場は、東京都千代田区「株式会社マイナビ マイナビルーム」です(選手、関係者以外は入場できません)。例年通り、2敗失格のトーナメント形式で、成績上位者の9名が9月26日(土)に行われる一斉予選に進みます。
当サイトではブログで会場の様子をレポートとするともに、午後に行われる対局の一部をピックアップして棋譜中継を行います。ブログ担当は紋蛇、康太、睡蓮。棋譜中継担当は銀杏、牛蒡です。よろしくお願いいたします。
12時からは、将棋情報局のyoutubeチャンネルでも中継が行われます。解説は谷合廣紀四段です。あわせてご覧ください。
【第14期マイナビ女子オープンチャレンジマッチ】
https://www.youtube.com/watch?v=DjDzUl4POwo
(睡蓮)
3連覇を果たした西山女王は、感想戦後に記者会見に臨みました。
(銀杏)
―――女王3連覇のお気持ちをお聞かせください。
西山 防衛戦のほうが挑戦者よりも大変だとタイトル戦を重ねて思っていて、3連覇よりも防衛をできたことがうれしいです。
―――今回3勝2敗の接戦でした。シリーズを振り返っていかがでしたか。
西山 三段リーグが終わった直後のタイトル戦で、気持ちの切り替えが大変だったが、なんとか立て直せたのがいい結果につながったと思います。
―――そのモチベーションはどのように回復できたのでしょうか。
西山 ゆっくりする時間は大量にあったので、そのときにいろいろ考えて、まだまだ大事な対局があると思うと、くよくよしていられないと思って切り替えられました。
―――新型コロナの影響で、第1局は陣屋でしたが、第2局以降の対局場が変わりました。そうした状況での対局についてうかがいます。
西山 タイトル戦が延期される棋戦が多い中で、マイナビ女子オープンを開催してくださいました。私にとっては、いつ対局ができるのか不安がありましたので、うれしく思います。
将棋ができるということを感謝しないといけないと思っていたので、ありがたいことでした。
―――去年は里見さんとのシリーズ、今年は加藤さんとのタイトル戦でした。
西山 選ばれる戦型や棋風が違います。前期よりは加藤さんと対戦した前々期のことを思い出しつつ臨みました。
―――今日の対局の内容はいかがでしたか。
西山 いままでは、攻めていく将棋が多かったですが、少しずつ我慢強い手を指せるようになってきたかと思ってきたところで、そうした指し回しができた。少し形勢を悪くしたかもしれないが、成長だったと思う。
―――五番勝負の内容面ではいかがでしたか。
西山 よくも悪くも自分らしい将棋を全局で指せたと思います。悔いのあるような内容はあまりなかったです。
―――挑戦よりも防衛戦が大変という話でしたが、具体的にどういうところでしょうか。
西山 防衛戦のほうが少なからず失ってしまうプレッシャーがあると思います。そこが内容に作用してくるかと思います。
―――三段リーグが20日に開幕します。そこへの思いをお聞かせください。
西山 今期は新三段が多く、将棋の棋風が知らない相手が多い。そういう人たちにどう対応できるかが勝敗にだいぶ影響してくると思います。そこがいままでと違うところかなと思っているので、意識して挑もうと思います。
感想戦は十数分で終了。加藤女流三段は控室で先崎九段と第二次感想戦を行いました。
(控室に『藤井猛全局集 竜王獲得まで 愛蔵版』と『図式全集 将棋図巧』の表紙の見本が届いた)
(銀杏)