（吟）

上田女流二段は軽く扇子を握ってパチパチと動かしている。

甲斐女王のヒザの上に置かれた扇子。

（吟）

この局面で12時となり昼食休憩となった。ここまでの
消費時間は▲甲斐女王40分、△上田女流二段１時間
20分。甲斐女王は昼食にわかめそばを注文。上田
女流二段には関係支部の方からうな重が届けられた。
対局再開は13時より。

【ニコニコ生放送・戸辺六段の解説】
「▲５五歩と打ちましたね。△６五金が有力ですが、△
４五金と出る手もあります。▲同桂△同歩で駒損をしま
すが、３七の桂馬をはがす手も大きいです。△４六桂も
打てますので。駒が相手の玉へ向かうように使う方が
良いのです。△６五金▲同銀△同歩までは進むと思い
ます。形勢は先手が少しリードしているかもしれません
が、穴熊が堅いので私は後手を持って指してみたいです」。

甲斐女王が注文したものと同じ、わかめそば。
わかめがたっぷりのってインパクトがある。


（吟）

対局中の阿久津七段に写真をお願いすると「なんだか
１回しか来てないのにサボっているみたいだな～（笑）。
写真いいですよ～」ときさくに応じてくれた。

駒を並べる本田小百合女流二段。初手から並べようとして
いる。

（吟）

本局の小暮克洋氏による詳細な観戦記は『週刊将棋』５月４日号に
掲載されます。ぜひお楽しみにお待ち下さい。

（吟）