[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本局の主催紙解説を担当するのは千葉幸生六段。2局の形勢について尋ねると、「まだ形勢に差はついていないと思いますが、どちらも先手が指しやすそうですね」と答えた。

20120111_173.JPG

simsat_56.gif

▲清水-△里見戦は、駒の活用度が互角のため、堅さでまさる先手持ちのようだ。「▲2七飛を見たときは先手の手が詰まっているのかな、と思ったのですが、こうなると手が作れれば先手ペースになりそうですね。玉が堅いので」と千葉六段。
saihas_41.gif
▲斎田-△長谷川戦も、金銀をすばやく展開した先手持ち。「後手は5筋の位が負担になっています。4筋の金銀が立ち遅れているのが痛いですね」と千葉六段。おそらく、後手に4筋の金銀をゆっくり活用する時間はないだろう。長谷川女流初段としては、戦いの中でうまく活用して駒の力が発揮できるようにしたい。
(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

定刻の13時になり、対局再開。▲斎田-△長谷川戦では再開してすぐに手が進み、6筋を争点にして小競り合いが起こった。

20120111_119.JPG

20120111_152.JPG

20120111_120.JPG

20120111_126.JPG

20120111_172-1.JPG

▲清水-△里見戦に未だ大きな動きはない。里見女流三冠は腕組みをしてうつむき、顔を上げると険しい表情で盤面を見つめた。

20120111_147.JPG

20120111_146.JPG

20120111_133.JPG

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

12時10分になり、昼食休憩に入った。▲清水-△里見戦では富月師作の菱湖(りょうこ)書、▲斎田-△長谷川戦では同じく富月師作の錦旗(きんき)書の駒が使われている。


20120111_105.JPG

20120111_109.JPG

20120111_110.JPG

20120111_111.JPG

20120111_106.JPG

20120111_107.JPG

20120111_108.JPG

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

simsat_51.gif▲清水-△里見戦は持久戦に進んでいる。先手は金銀四枚の美しい銀冠を築き上げた。後手は先手の飛車先を受けるために飛車を2筋に回ったが、これは先手のポイント。このように受けた形では、後手から戦いを起こしにくくなる。ただし先手もどこから仕掛けるのか、と問われると難しい局面と言えそうだ。
20120111_018.JPG


(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

saihas_34.gif▲斎田-△長谷川戦は、両者の囲いが決まり中盤戦へ移ろうとしている。先手は矢倉、後手は穴熊に囲った。どちらも堅さは十分だ。あとは相手の囲いに有効打を与えるために、攻めの形を整えていくことになる。穴熊を攻めるには、端や8筋を攻めるのが有効。一方、矢倉を攻める際には端や4筋が突破口になる。相手の様子を見ながら、両者とも慎重に進めていく展開になりそうだ。


(文)