本局が行われているのは５階にある香雲（こううん）の間。開始前、駒を並べるときの長谷川女流２級の所作は落ち着いたものだった。デビュー戦、それも相手はタイトルホルダーとなると緊張してしまいそうだが、これまでの経験が自信を生んでいるのだろうか。

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11時15分頃、控室に伊藤真吾四段が訪れた。伊藤四段は26日の対局で勝ち、直近32局の成績が21勝11敗（勝率0.656）となった。これで昇級規定の「良い所取りで、30局以上の勝率が６割５分以上であること」を満たし、フリークラスからＣ級２組に昇級している。伊藤四段は今後の展望について、「後手は△４四角～△３三桂の形を作って端を攻められれば成功です。このとき美濃囲いが堅いんですよね。先手はどこから動いていくか。▲５六銀～▲６五銀や▲４六銀として中央から動いていくのでしょうか。▲７八飛など別の筋に振り直すことも考えられますが、手損なので悔しいですね」と話した。

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図は11時頃の局面。長谷川女流２級は穴熊に組み、甲斐女流王位は美濃囲いを選んだ。囲いが決まったことで、これから互いに攻め形を構築する段階に入っていく。後手は端攻めを軸に据えることになりそうだが、先手はどこに争点を求めるのだろうか。

（穴熊で身を固めた長谷川女流２級。慎重に時間を使っている）

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本局は、個人スポンサーとして前野春樹さまより１口の懸賞金をいただいております。

マイナビ女子オープンでは今後の対局でもスポンサーを募集しております。

■対局日程

2回戦第2局　11月14日（月）　清水六段―中井六段　東京・将棋会館

2回戦第3局　12月15日（木）　里見女流三冠―加藤奨励会１級　東京・将棋会館

2回戦第4局　12月22日（木）　斎田五段―山口初段　東京・将棋会館

■スポンサー特典（いずれも希望者のみ）

（１）対局開始後と終了後数分間、盤側にて観戦していただけます。

（２）局後、勝者に懸賞金を贈呈する際、スポンサー様から直接お渡しいただけます。

（３）週刊将棋とマイナビ女子オープン公式ホームページ内にスポンサー表記を掲載します。

（４）勝者のメッセージカードを後日贈呈します。

●スポンサー料金（懸賞金）／１口４万2000円（税込）。

●お支払い方法・掲載基準／個別に応じますのでお問い合わせください。

●締め切り／対局日の7営業日前まで。

■申し込み・お問合せ先

℡　03-6267-4488

どうぞよろしくお願いいたします。

きょうの東京は晴れ。心地よい涼しさの風が吹き、日差しは暖かい。

（将棋会館の道場はハロウィンの装い）

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