[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

16時20分頃、大盤解説会では村田顕弘五段、船江五段がステージに登場していた。解説では、優勢の先手が後手玉をどう寄せるかについて語られる。「逆転しにくい将棋ですよね」と井上九段がぽつり。苦戦の長谷川女流二段、逆転へ望みをつなげることはできるだろうか。

120408228.JPG

120408230.JPG
(船江五段=左、村田顕五段=右)

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

120408_69.gif

時刻はまもなく16時。上田女王は▲6四銀(図)と後手玉に迫っていく。次に▲7三銀成の突撃が厳しく、▲6二銀の筋があるため受けが難しい。後手はこのまま寄せられてもおかしくない形をしているのだ。先手玉は王手のかからない穴熊で、憂いなく攻めることができる。後手は攻め合いが望めないので、粘れる形を探さなければならない。長谷川女流二段にとっては厳しい局面だ。

120408225.JPG
(15時50分頃、谷川九段が大盤解説会に登場)

120408227.JPG
(室谷女流初段、糸谷六段が大盤の駒を動かす)

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

120408_63.gif

「やっと後半戦ですね」。山崎七段が盤面を見てそう話す。形勢は先手よしと見られているが、後手ももたれるように指して、引き離されないように相手の動向をうかがっている。上田女王としても油断のならない局面だ。ここから上田女王が的確な判断でリードを広げていくのか、それとも長谷川女流二段が追い上げて混戦に持ち込むのか。二人の持ち時間は互いに残り1時間を切っている。注目は、先手がいつギアを切り替えて攻め合いを志向するかという点。「先手が斬り合いにするのは、その順でいいと確信したとき」と山崎七段は言う。展開次第では、すぐに激しい終盤戦に入るかもしれない。

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

120408_56.gif

図は15時頃の局面。見ての通り銀が取られそうになっているが、長谷川女流二段は逃げずに反撃含みで強気に対応している。控室で盤面モニタを見ていた船江恒平五段は、どちらを持ちたいかと聞かれると「居飛車ですね。自然なので」と答えた。先手は無理なく駒を使えており、駒得も見込める形。悪い理屈はない、ということだろう。
14時50分頃には、長谷川女流二段の師匠である野田敬三六段が控室に。関係者とともに継ぎ盤で検討しながら、弟子の戦いぶりを見つめている。

120408218.JPG
(控室の船江五段=左と野田六段=右)

(文)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

14時30分過ぎ、大盤解説会場では次の一手クイズの正解が発表された。正解者の22名に賞品が渡される。ステージに登場した山崎七段は「もらって一番うれしい室谷さんに渡してもらいましょう」と言い、解答用紙の入った箱を糸谷六段に手渡す。糸谷六段は箱を抱え、正解者の名前を読み上げていった。

120408207.JPG

120408210.JPG

213.JPG

(文)