[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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終局直後にインタビューが行われました。


(インタビューに答える西山女王)
――一局を振り返っていかがでしたか。
西山「見えないところから仕掛けられて、欲張った作戦をとがめられた。接戦かと思っていて、難しかったと思います」

――△4五桂と跳ねたところはいかがでしたか。
西山「ギリギリのところを踏み込みましたが、見えていない受けがあれば、攻めが切れてしまうところでした。また、候補手も多くて難しいところでした」

――手応えを感じたのはどのあたりでしょうか。
西山「懐の深い囲いなので、最後まで分かりませんでした。△5七香成が詰めろなので、こちらの攻めが1手速いと思いました」

――第3局の抱負をお願いします。
西山「タイに戻せてホッとしています。次まで期間が空くので、万全の状態で臨みたいと思います」


(敗れた伊藤女流三段)

――序中盤はいかがでしたか。
伊藤「仕掛けていって、香交換になって後手玉が薄いので互角かそれ以上と思っていたのですが、香を取ったあとの指し手がわからなくて、そのあたりに問題があったと思います」

――苦しくしたのはどのあたりでしょうか。
伊藤「△6八角で受けが難しくて、相手玉も詰めろがかからないので、そのあたりは負けになっていると思います」

――第3局の抱負をお願いいたします。
伊藤「あらためて三番勝負ということで、気持ちを切り替えて臨みたいと思います」


(終局直後の様子)

(銀杏)

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この局面で伊藤女流三段が投了し、西山女王の勝ちとなりました。終局時刻は16時44分、消費時間は▲伊藤3時間、△西山2時間40分。五番勝負は1勝1敗のタイになりました。

(生姜)

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図は94手目△6七角まで。西山女王が寄せに入っています。伊藤女流三段は少しずつ受けが難しくなっています。4九香を受ける手がないため、▲5三歩と攻め合いに出ました。(銀杏)

 

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図は80手目△6八角の局面。次に△4六飛▲同金△同角成の筋があります。伊藤女流三段が考えているのを見て、立会人の佐藤義九段は「困っているかな」。西山女王の攻めが厳しく入って、優位を得たようです。伊藤女流三段は▲4七歩と受けて残り18分程度、西山女王は約45分残しています。

(厳しく攻める西山女王)

(銀杏)

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将棋や囲碁のタイトル戦を数多く行っている常磐ホテルでは、西館2階に「名人の小径」というギャラリーを設けて、当時の写真や色紙などを展示しています。大山康晴十五世名人や升田幸三実力制第四代名人の貴重な色紙もあります。


(これまでの常磐ホテル対局の写真や対局者の色紙などが展示されている)

(2019年に甲府市で「将棋の日」が行われた際に、当時の藤井聡太七段が常磐ホテルを訪れた)

(大山康晴十五世名人と升田幸三実力制第四代名人の色紙は1954年2月に行われた第3期王将戦七番勝負第6局のときのもの)

(本局のポスターも掲示されている。6月には第79期名人戦第6局の渡辺明名人-斎藤慎太郎八段戦が予定されている)

(斎藤八段と師匠である畠山鎮八段の記事や色紙を紹介している)

(囲碁のタイトル戦も多数行われており、将棋と同じように対局写真や色紙が展示されている。将棋ファンだけではなく、囲碁ファンにもおすすめのホテルだ)

(銀杏)