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将棋世界

佐藤天彦八段がいっぱい!

2016.04.15 | 国沢健一

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こんにちは。将棋世界の国沢です。

第43回将棋大賞表彰式に行ってきました。
将棋大賞は年度で活躍した棋士を表彰するもの。最優秀棋士賞は5つのタイトル戦に登場し、4つのタイトルを防衛した羽生善治名人でしたが、昨年もっとも話題に上がった棋士といえば、何といっても佐藤天彦八段だと思います。

王座戦、棋王戦でのタイトル獲得はなりませんでしたが、現在も名人に挑戦中で、何より記録部門は最多対局賞、最多勝利賞、連勝賞と、4部門中3部門を獲得しました。

ということで、佐藤天八段の雄姿を写真で紹介します。



名局賞を受賞する佐藤天八段



最多対局賞を受賞する佐藤天八段



最多勝利賞を受賞する佐藤天八段



連勝賞を受賞する佐藤天八段



敢闘賞を受賞する佐藤天八段


…いかがでしたでしょうか。
表彰の順番が、

最優秀棋士賞(羽生名人)
優秀棋士賞(渡辺竜王)
升田幸三賞(富岡八段)
名局賞(渡辺竜王・佐藤天八段
名局賞特別賞(羽生名人・阿部健六段)
勝率1位賞(斎藤六段)
最多対局賞(佐藤天八段
最多勝利賞(佐藤天八段
連勝賞(佐藤天八段
敢闘賞(佐藤天八段
新人賞(斎藤六段)
最優秀女流棋士賞(里見女流四冠・欠席)
女流棋士賞(室谷女流二段)
女流最多対局賞(室谷女流二段)
東京将棋記者会賞(淡路九段)

でして、順番の理由はよく分からないのですが、記録部門の後に敢闘賞を持ってきているあたり、佐藤天八段の4連投を狙っているとしか思えません。名局賞だけは不自然になりすぎるので、5連投は諦めたのかなあ(想像です)。

佐藤八段、名前を呼ばれて席を立って、前に出て、客席に一礼、将棋連盟役員に一礼、谷川先生に一礼、賞状を受け取ってまたいろいろ礼をして着席、また名前を呼ばれる……と律儀に繰り返していたので、敢闘賞のあたりは笑いが起きていました。

(次も佐藤さんだから席に戻らなくていいよ)と、きっと会場にいる人は心の中で思っていたと思いますが、そこは厳粛な儀式なので、そういうわけにはいかないんでしょうね。

将棋大賞、および升田幸三賞、名局賞の選考の模様は将棋世界6月号に掲載されます。
ぜひご覧ください。
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