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下村記者の棋楽にいこう 第42手 出張のハシゴ中…

2015.03.10 | 

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みなさんこんにちは。週刊将棋の下村です。このブログを書いているのは先週の金曜日。今週は棋王戦第3局~王将戦第5局と新潟県にずっと出張中です。

週将編集部内では俗に言う味の良い出張と言われています。棋王戦は新潟県の柏崎市開催。王将戦は中2日で新潟県の佐渡島開催。東京に戻ってきて原稿を仕上げてから、また佐渡島に行くのは交通費も余計に掛かりますし、体力的にもキツイです。新潟県内で2泊してその間に原稿を仕上げたほうが、経済的にも日程的にも効果的ということもあり、1週間ほど新潟県に滞在することになりました。

そういえば昨年も、王将戦第6局の島根県大田市の「さんべ荘」から、そのまま日本海を北上して、中2日で棋王戦第3局の富山県黒部市の宇奈月温泉へ向かう出張のハシゴをしました。地図上ではわずか10cmくらいしか離れていませんでしたが、実際に移動するとなると大変、日本海沿いにそのまま北へ向かう交通手段はなく、松江~岡山~大阪~金沢~富山と、大変な移動距離。結局1日では着きませんでした。日本は思ったより広かったですね。こちらは疑問手だったかもしれません。

ちなみに、渡辺二冠もブログによると、当初は棋王戦第3局が終わった後はそのまま新潟県に滞在して、カニ&温泉三昧で鋭気を養い王将戦第5局に向かう予定のようでしたが、久保九段とのA級順位戦プレーオフが10日に決まったため、一度東京に戻らなければなりません。トップ棋士の宿命とはいえ過密日程が続き大変ですが、カニ&温泉よりも大きい名人挑戦が懸かっているので、これは嬉しい悲鳴でしょう。筆者はカニ&温泉三昧は無理なので、カニは回転寿司で楽しんで、後は原稿三昧の新潟県滞在になりそうです。