週刊将棋
渡部記者の将棋三昧@新年初試合
2015.01.22 |
新年最初の大会に出てきました。
埼玉にはアマ名人戦枠が2つあるのですが、その1枠目が1月にあります。
1枠ずつ行うため運で代表になるのが難しく、代表決定戦に行ったことすらありません。
2勝通過2敗失格の予選は少年強豪とシニア強豪の方に勝って連勝で通過。
本戦トーナメントの抽選をすると非常に厳しい場所に入ったため、残りは気楽に指そうと思いました。
初戦はシードで、2回戦は初手合いの強豪の方と。相手の森下システムから古そうな形に進みました。
後手が私ですが、次の▲4五歩が厳しいので作戦負けかな、と。△2二玉と入りたいのですが、そんな余裕もないので仕掛けます。
図から△9七桂成▲同銀△9六歩▲同銀△同香▲同香△9五歩で2五の地点に回る十字飛車を狙います。△9五歩に対し▲9七歩の辛抱をされる可能性もあると思いましたが、△9六歩▲同歩△4五歩▲同歩△3五歩と元気良く動いてまずまずでしょうか。実戦は△2五飛と回る順が実現しました。
さらに進んで図です。△9七桂成と仕掛けた時からぼんやりと描いていた局面で、飛車は取られそうですが駒得しているのでまずまずという読みでした。
ところが図の局面を前にしてみると、後手が相当良いようです。△4九角▲1五歩△3九銀から駒をお掃除して、負けのない形。飛車を渡しても桂香をすでにさばいているのが大きく、先手は手を作れません。以下は駒得を拡大して、寄せ合いにならず押し切りました。
3回戦は元奨励会二段の方。横歩取り△3三桂戦法からこちらの研究している順に飛び込んできたようですが、錯覚があったのか50手あまりで快勝。厳しい当たりでしたが、なぜだか危なげなく2日目に進めました。
今週末は準々決勝以降が行われます。次の相手はアマ最強の一角。このアマ名人戦とアマ竜王戦しか県大会は出てきませんが、出場した大会はこれで3連続の対戦に。実力差は大きいですが、一発勝負ですし気楽にがんばります(笑)。